子どもの巣立ち
結婚するまでは家に居るんだろうな、と思っていた子どもが来春に巣立ちます。
思ってもいなかった事態に、母としては心身がついていきません。
どこのご両親も巣立ちの寂しさは一緒だと思います。
Machi
皆さん、どうやって巣立ちを乗り越えましたか??
空の巣症候群にならない為の対処法をネットで調べると、
・趣味の時間をつくる
・夫婦の時間をつくる
・仕事の時間を増やす(パートからフルタイムへ)
・ペットを飼ってみる
・スポーツをする
など、色んなアドバイスがありますが
それは分かっているけど、でも寂しいし、どうしようもないんだけど〜!
という思いになりませんか?
母親としての時間
母親は出産後のその時から、母親としての役割があります。
夫婦で子育てする事が理想ですし当然ですが、やはり母乳をあげる事は母親しか出来ません。
一緒に過ごす時間が長いのも父親より母親です。自分の事は後回しにして子育てをしてきた方が多いと思います。
毎日のお弁当作り・塾や習い事の送迎、バタバタな生活ですよね。
でも、それが母親の元気の源であり、原動力です。
空の巣症候群とは?
今まで気にした事がなかった『空の巣症候群』という言葉。
子どもが大学へ進学する時期、就職で県外へ行く時、結婚が決まった時。
母親は『空の巣症候群・巣立ち』を目の当たりにします。
子どもが巣立ち、自立した事によって「自分の役割が無くなった」と感じて、喪失感や空虚感、寂しさや不安感、ひどくなると鬱状態になることもあります。
これが『空の巣症候群』です。
ちょうど更年期と重なる時期でもあり、40代〜50代の方になりやすいと言われています。
症状としては、心身の不調が現れます。
子どもが成長し巣立って、巣(家)が空っぽになってしまったことが、一種の喪失体験となり、寂しさなどを感じることを空の巣症候群といいます。精神医学的にはうつ状態、うつ病の一種であることが多いものです。特に内向的で人付き合いが苦手、外出より家にいる方が好きで、子育てを生きがいとしてきた専業主婦に多くみられます。空の巣症候群には更年期によるホルモンバランスの変化や、夫が仕事人間、あるいは単身赴任のため不在といった家庭的要因の影響も関係していることが多いものです。
https://kokoro.mhlw.go.jp/glossaries/word-1514/
更年期と重なり、さらに悪化したり不調が続くようになります。
空の巣症候群になりやすい人
◉専業主婦として子育てに専念してきた人
◉真面目で責任感が強い人
◉ご主人との会話や関わりが少ない
◉社会で人との関わりが少ない
このような理由が挙げられます。
これは悪い事ではありません。このように『空の巣症候群』に陥ってしまう世の中のお母さん達は、物凄く子供が大切で、大切にされた子供だからこそ、しっかりと自立して巣立っていきます。
Machi
愛情をたっぷり受けた子どもが、安定した心を持てた証だそうです。
空の巣症候群にならない為の対処法
『空の巣症候群』について色々調べてみました。
このような不安を持っている方が多いようです。私も『乗り越え方』などで調べていました。
ただし、対策について調べて出てくるのは先にも記載したようなアドバイス。
・趣味の時間をつくる・夫婦の時間をつくる・仕事の時間を増やす・ペットを飼ってみる・スポーツをする
などが多いですね。
私が1番気持ちが楽になったのは
子どもが巣立った経験をもつ『先輩ママ』からの助言、実際の巣立ちの気持ちを聞いた事です。
ネットと同じようなアドバイスもありますが、実際に共感をしてくれる事が何より気持ちが楽になります。
Aさん
私も辛くて辛くて、進学する半年前から気持ちがザワザワして不安定になってたよ。
下の娘には『家から通える所にしてね』とお願いしてたけど、やっぱり長男が出る事は辛くて辛くて・・・
Bさん
4年経っても、まだまだ寂しいよ・・・
初めは月に一回会いに行ったけど、美味しい物を食べさせてあげたり、手料理は喜んでくれてたよ。
Cさん
私は寂し過ぎて、全く興味のなかった山登りを始めたよ。山からの景色にハマって、今では有休取って山に行くようになったわ。
Dさん
不眠になって、サプリメントが欠かせないよ。たまに実家に帰ってきても、すぐに地元の友達の所に飛んで行くから、全く相手にされないけど、少しでも顔を見れるだけで元気になる。
Eさん
息子が居た頃はバリバリ働けたのに、今は何もやる気がなくなって、パートも転々としたり・・・でも近所の妹親子や両親と出かけたりしてるよ。両親との時間が出来た事が良かったよ。
幸い職場には先輩ママさんが沢山居るのでアドバイスがもらえます。皆同じような気持ちで、子どもの巣立ちを経験していました。
ネットでの対処法やアドバイスも参考にしてみましょう。
◉仕事の時間を増やす
パートタイムから、このタイミングでフルタイムに時間を増やせます。仕送りや学費も必要ですしね。
◉友達との時間を作る。
子どもが出来てからは、ママ友と親子で出掛けたりしていた時間も多かったけど、子どもが大きくなるに連れて、ママ友との時間も減ってきたのでは?昔の同級生や、結婚して遠方に引っ越してしまった友達とも久しぶりに会うのも良いですね!
◉夫婦の時間を作る。
「子どもが居ない生活は考えられない〜!!夫婦2人なんてありえない!」という意見が多いです。子ども優先生活が長いとそうなってしまいますよね。夜、ウォーキングをしながら会話をする。日曜日にランチへ出かける。などから始めてみるのも良さそうです。
◉高齢の両親との時間を持つ
子育てに夢中で、両親との時間は後回し。
両親も私たちが巣立つ時、色んな思いがあったのでしょうか。今は歳を重ねて健康などに不安があり、私たち子どもに頼りたいかもしれません。親の心子知らずは、大人になった私たちも一緒かもしれません。元気なうちに親孝行する時間も大切ですね。
◉ペットを飼う
子どもが巣立ち、ペットを飼う方は沢山みえます。ご夫婦で犬の散歩をしたり、景色の良い所へ一緒に出かけ、インスタ映えスポットでペットの写真を撮っている方も多くみえます。また新しい楽しみかもしれませんね。ペットは家族の一員と言いますからね。
子育て中に出来なかった事をやってみましょう
子ども優先で「こんな時間があったらなぁ」と思っていても、なかなか出来ない事が多かったですよね。
Machi
子育て中にやりたかったけど、やれなかった事を思い浮かべてみましょう。私はこんな感じです。
Machi
『ゆっくり』『時間を気にせず』が私の理想していた時間だと言うことに気がつきました。
仕事が終われば真っ先に子どもの元へ。疲れていても、子どもの為に好きなおかずを作り、頑張ってしまうのが母親です。
実際に巣立ちを迎えると『自分の時間なんて要らないから、子どもと居させて!』なんて矛盾した思いもあります。
なかなか急に生活や考え方を変える事は出来ないけれど、子どもから『この両親で良かった』と思われる様な親でいたいですね。
その為には、落ち込んだり暗い顔ばかりではなく、生き生きとしていたい。
楽しみをみつけながら、共感してもらえる人に話を聞いてもらったり。1人で抱えこまずにいることが大切ですね。
子どもの巣立ちに向けて、心の準備をしていきましょう。